アジア太平洋地域における越境 ECと変化するグローバル貿易

日本、オーストラリア、マレーシア、シンガポールの企業は、新しい市場を開拓し、地理的に離れた場所へと自社製品を輸出しています。Stripe のデータをもとにした新しい調査では、インターネットがグローバル貿易の流れを変え、あらゆる規模の企業に新たな成長の機会をもたらしていることが明らかになりました。このレポートでは、越境 EC のトレンドをつかみ、不安定な経済状況下においても事業を成長軌道に乗せるための方法も提案しています。

主な内容
  • アジア太平洋地域の越境 EC は、グローバル貿易をどのように変化させるのか
  • 越境販売を行う企業はどのように変化しているか
  • デジタル決済を有効活用して変革を活性化する方法

数字で知る越境 EC およびグローバル貿易の状況

2021 年のデータを見てみると、日本の企業が Stripe 上で行った越境 EC の上位市場はアメリカ、香港、台湾でした。グローバルに販売を行っている非デジタルネイティブ大企業と中小企業の数は、2020 年から 2021 年にかけて 76% 増加しました。グローバルなデジタルプラットフォームを活用することで、世界中の新規顧客へのリーチがこれまで以上に簡単になっていることを示しています。

Stripe を通じて越境販売を行う事業者数は、2020 年から 2021 年にかけて次のように変化しました。

20%

オーストラリアでは、Stripe を通じて越境販売を行う中小企業およびデジタルネイティブ企業が 20% 増加

39%

シンガポールでは、Stripe を通じて越境販売を行う非デジタルネイティブ企業が 39% 増加。一方、デジタルネイティブ企業が 32% 増加

94%

マレーシアでは、Stripe を通じて越境販売を行う非デジタルネイティブ企業が 94% 増加。一方、デジタルネイティブ企業が 81% 増加